普通





私は どうせ 『普通』のことが できないから。
あんたが言う、『普通』のことが。

私だって、がんばってる。
そのがんばりは、あんたにとって
『普通』以下のこと なんだろうけれど。

どうして見てくれない?
その『普通』以下のがんばりだって
今の私の、せいいっぱい。

あんたと顔を合わせた時に
少しでも 褒めてもらおうと
少しでも 小言を減らそうと
せいいっぱいを いっぱい以上
がんばってみたのに
…あんたには、あまりに物足りなく、『普通』には程遠い、
 ちっぽけながんばり、がんばりには程遠い「がんばり」、
 に、見えたみたいだね。

きっと私は、あんたの言う『普通』には到底届かない。
「世間」では、きっと私は「落ちこぼれ」と呼ばれるのでしょう。
あるいは、「怠け者」…かな。

私の立場にいる人間は、私しかいない。
私は、私だけ。
だれも私の気持ちなんて、がんばりなんて、見つけられないから

あんたや、他の人間から見て、
『普通』以上にはなれそうもないけれど
『がんばりやさん』なんて、一生言ってもらえないだろうけれど

…私だって、がんばってる。
ゆっくり、ゆっくり、ゆっくり。
これが私だから   …これ以上には、なれないから。
自分で、自分だけでも。
認めてあげられるように、またがんばればいい。
他の誰が、あんたが、認めなくても、
私だけは、私の味方でいる
絶対に、負けない。

絶対に。










SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送