どうしようもなく堕落して居る
自分を傷つけることもできない

臆病者

どうしようもなく堕落していて
自分を傷つけることもできない臆病者

色んなものに押し潰されて
押し返すこともできないへなちょこ。


流れて流れて流れて行く大きな川があって
流れて行くたくさんの水

川底に沈んだまま流されて行く小さな小石

踏みとどまる事も
流れに逆らうこともできずに

ただただ流されて往く。


せかいがぐるぐるまわって
すべてはしろいもやのなかで


気がつけばそこは真っ暗な部屋の中
物凄く狭くて、とてつもなく広いその部屋に唯、ひとりきり

いつの間にか無機質に囲まれた其処は

繋がりさえも感じられない



唯生きて

唯生かされて


自ら命を絶つこともできない


自らを傷つけることすらできない



どうしようもなく臆病な

欲の塊。



流れる鮮血が愛おしくて






もっと もっと







傷つけるのがこわい

傷つけられるのがこわい


もっと傷ついてしまえばいいのに

この痛みでぜんぶなくなるのなら



もっと傷つけて傷つけて傷つけたい

此の腕が傷だらけになっても


もっと もっと



血がほしい



私の生きている証。


自分が自分である証。






どす黒い血に染まる此の両手を見たら

この堕落した悪魔は

果たして満足してくれるのでしょうか























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